Transcoding.iniカスタマイズ
動画の解像度を変える †
動画の解像度を変える場合は少々面倒です。
同梱の設定ではQCIFとQVGAの設定を用意していますが、そのほかの解像度にしたい場合は次のようにします。
- ffmpegの-sオプションの値を変更する
- QT3GPPFlattenの-cオプションの値(ファイル名)を適当なものに変更する
- 実際の変換作業を一度試しに行ってみる
- すると、ffmpeg処理が終了後(QT3GPPFlatten起動時)に、QuickTimeの設定窓が出現QT3GPPFlattenの設定ファイルは、下のいずれかに当てはまる場合には別ファイルを指定/作成してください。
- 出力形式(3GPP,3GPP2)が違う時
- 出力動画の解像度が違う時
- 音声のフォーマットが異なる時
[Item0]
Title=sub-CIF標準画質15fpsモノラル
Command0=""<%AppPath%>\cores\ffmpeg" -y -i "<%InputFile%>" -timestamp "<%TimeStamp%>" -bitexact -vcodec mpeg4 -s 128x96 -r 15 -b 190 -acodec aac -ac 1 -ar 44100 -ab 48 -f 3gp "<%TemporaryFile%>.3g2""
Command1=""<%AppPath%>\cores\QT3GPPFlatten" "<%TemporaryFile%>.3g2" "<%OutputFile%>.3g2" -c QT3GP2_subCIF.ini"
Command2="rm "<%TemporaryFile%>.3g2""
上記の設定で一度3GP_Converterを起動し変換を行うと、設定ファイルQT3GP2_subCIF.iniが存在しないため、QuickTime書き出し設定の内容を確認するダイアログが表示されます。
ここで、ファイルフォーマットを必要なものに変更し、
「ビデオ」「オーディオ」の出力を「そのまま」と設定し、必要であればそのほかの設定(配信制限設定など)を済ませてください。
※なお、ここで「そのまま」以外の設定を行うことでさらに再エンコードすることもできますが、あまりオススメしません。また、音声のAMRやAACに関してはここで設定しても再エンコード出力はされません。
最後に、[OK]をクリックすると、その設定で変換が始まります。(この設定内容は先ほどのファイル名にて記録されるため、このウインドウは2度目以降は表示されません)
QT3GPPFlattenを使用していない場合 †
Command1=""<%AppPath%>\cores\QT3GPPFlatten" "<%TemporaryFile%>.3g2" "<%OutputFile%>.3g2" -c QT3GP2_subCIF.ini"
以上の部分が無い場合は、Transcoding.iniの設定を書き換えるだけで大丈夫です。ただし、解像度をを奇数にするとエラーが起こりますので偶数にしてください。