RICOH THETA HACKS! - 無線LAN越しに制御する方法 (THETA Wifi control protocol , sample perl scripts) bookmark
概要 bookmark
360度・全天球の写真をシャッター1発で撮影することができる夢のカメラ「RICOH THETA」。このカメラは無線LANで制御することができますが、詳細は非公開です。この動作を解析し、独自にコントロールしてみた方法を公開しています。
無線LANによる制御概要 (WiFi control protocol) bookmark
- THETAは無線LANをONにすると、アクセスポイントとしてふるまいます。
- SSIDならびにパスワードは説明書に記載の通り
- 接続するとDHCPによりIPアドレスを配布します。通常はTHETA本体が192.168.1.1, そしてTHETAに接続した端末が192.168.1.5 になるようです。
- 端末は同時に1台しか接続できません。(2台目以降は接続が拒否されます)
- この際、http://192.168.1.1/ にhttpサーバが立ち上がっておりセンサデータなど読み出せるようですがここの詳細についてはわかりません。
- カメラ制御は、PTP/IPで行います。ポート番号は標準通り15740で繋がるようです。
- PTP_OC_InitiateCaptureで写真を撮影できます。
- PTP_DPC_ExposureBiasCompensationで露出補正値を±2EVの範囲で設定できますが、その後物理シャッターボタンによる撮影にも影響しますのでかならず設定後元に戻しておく必要があります
無線LANによる制御/サンプルPerlスクリプト bookmark
- 上記PTP/IPに基づくTHETAの撮影スクリプトです。Perlで書かれており、SL4A+Perl4Androidの環境で動作します(=Android端末上でTHETAのリモート撮影ができます)
- ライセンスはWTFPLで提供します。好きにしてください。
- InitiateCaptureを呼ぶと撮影を行います。引数で露出補正を指定できます。
- 露出補正値は 2000,1700,1300,1000,700,300,0,-300,-700,-1000,-1300,-1700,-2000
- 1000 = 1EV、です
blog記事 (blog) bookmark
2013/09/25 ■ 秋葉原ラジオストアーが11月末で閉館!?と聞き、勝手ストリートビューを作ってみた
物理リモートシャッターボタンはこちら bookmark
- RICOH THETA HACKS! - 物理リモートシャッターをつくる (Building physical THETA remote Controller)
- アーカイブに上記スクリプトのC移植(Cによる実装)が含まれています
THETAを外部から制御する(PTP/IP) 別アプローチ(他サイト) bookmark
- 2013-11-25 RICOH THETAでRuby-PTP-IPの紹介 - stoikheia(@3xv)の日記
- Ruby, きちんとしたPTP-IP実装
- 2013-12-01 RICOH THETAで撮った写真をPTP-IPで取得する - stoikheia(@3xv)の日記
- Ruby, 撮影データ取得
- PCからTHETAのシャッターを切る最小限のサンプルプログラム
- Ruby, 最小限THETAが動作するまでそぎ落とした実装(TCPで3パケット送信するのみ)
- PCからProcessingでTHETAのシャッターを切る - Imaginable Reality
- Processing
- Arduino + XBee WiFiでTHETAのシャッターを切る - Imaginable Reality
- Arduino+XBee
- RICOH THETAでシャッターを切るサンプル(node.js版)
- node.js
- Controlls RICOH THETA 360 (Python)
- Python。撮影から撮影データ取得まで
- やっとこさTHETAを手に入れたのでRubyの例にならって、リモートシャッターを切るプログラムをPythonで書きました
- Python。最小限のパケット送信
- Python。最小限のパケット送信
改版履歴 (Updates) bookmark
- 2013/10/30
Version 0.02
Perlスクリプトを改版、露出補正に対応
- 2013/09/25
Version 0.01
初版公開/blog版 (First release)